
今週末も2日間晴予報。どこか山へ登ろう。妙高から4週連続で登っている。平日はイベントもありそれなりの忙しさ、5日働いて、金曜は20時過ぎて退勤。さすがに今夜のうちに登山口へ行く元気はなし。明日はサボろうとしていた、松本の集まりに出て、日曜に登ろう。この時点では、有明山か雨飾山を予定していた。

土曜は7時半までよく眠る。8時過ぎて出発。朝の三才山越、今がカラマツの紅葉はピーク。松本の下町で9時半から会議、窓から見える雲の流れを追っていた。11時には終わって、秋の美しい城下町散策。西の山には雲が付いている。明日にして正解だったかな、真面目に働いたら運もついてきたかね。



蕎麦屋さん、「野麦」に30分並んで、しんそばの昼食。本屋をめぐり、喫茶「かめのや」で珈琲と軽食。1時間じっくり新聞読む。




信大で賢二と合流。このまま東京へ遊びに行くというので、今晩泊まるために鍵を受け取る。この辺の街路樹も良い色づき。北風に舞っている。

島内の西友で夕飯と明日の行動食を買って、安曇の賢二宅。波田の河岸段丘の上で乗鞍の輝く峰を正面に走っていると、「やっぱ乗鞍行こう」という気に。明日もピーカン予報なので、有明はまた今度にしよう。雨飾は登山口まで遠いのでパス。ひとりお酒飲みながら秋の夜長を過ごし、ラジオ聴いて日付が変わる頃に寝る。

翌朝、5時半起床。お湯作って、6時発。R158も静かになった。奈川渡ダムあたりは工事中。風穴の里で缶コーヒー買って、40分ちょとで乗鞍高原へ。


ちょうど日が山頂を染めている。観光センターのトイレで快便。気温は、マイナス2,3度。

一昨日から休暇村より上は通行止めになったので、三本滝までは行けない。スキーの時停める場所に駐車。既に3台停まっているが、もう出発しているようである。完全に日が昇った7時出発。

熊騒ぎで登山者も減っているようで、今回も静かな山歩きを楽しめそうだ。今日は青空、風も穏やか。昨日はヤマレコの社長も登ってたようだが、上はガスって寒そうだった。トレースは大丈夫でしょう。ただ、当初は3千米峰に登ろうなんて考えてもなかったので、チェンスパしか持っていないのが不安。

| 月日 | 時間 | 場所 |
| 11/16 | 7:00 | 駐車場発 |
| 7:35 | 登山口 | |
| 8:18~8:30 | 三本滝分岐 | |
| 9:25 | 冷泉小屋 | |
| 9:45~10:00 | 位ヶ原山荘 | |
| 10:46 | 位ヶ原 | |
| 11:04 | 大雪渓 | |
| 11:33~11:45 | 肩の小屋 | |
| 12:16 | 蚕玉岳 | |
| 12:28~13:18 | 乗鞍岳山頂(剣ヶ峰) | |
| 12:25 | 蚕玉岳 | |
| 13:42 | 肩の小屋 | |
| 14:02 | 大雪渓 | |
| 14:15 | 位ヶ原 | |
| 14:45~14:43 | 位ヶ原山荘 | |
| 14:57 | 冷泉小屋 | |
| 16:03 | 三本滝分岐 | |
| 16:33 | 登山口 | |
| 16:43 | 駐車場 |

終わりかけのカラマツ紅葉の山肌を朝日が染める

登山口が分からず、ゲレンデをウロウロ


斜面をトラバースして三本滝の分岐へ。山頂まで遠いなぁ。駐車場の標高が1550ほどなので、およそ1500m登る。朝、ちゃんと食べなかったこともあり、ペースがつかめない。乾燥で体がかゆくなるのも春と秋ならでは。

三本滝より上は一度下りで歩いている。今年の7月にバスで登って、歩いて下っている。もうシーズンは終わったので、バスも走らず、各小屋も閉めている。下から歩いてさいしょに車道に出た場所がちょうど2千米地点。立派な黒木の森である。












朝日岳のトラバース、ここはピッケルがほしいところ


蚕玉岳より朝日岳をふりかえって

西風まぁまぁ、剣ヶ峰まであとすこし


夏と大違い。誰もいない山頂で、セルフタイマーで。賽銭箱に置いて撮影。三角点、タッチし忘れたなぁ。一等だったはず。

乗鞍高原の奥に松本平。さらに奥に浅間山。


槍穂高を正面から。

9月に登った御嶽山


飛騨側。はるか西に白山。

コーヒー煎れてミスターロンリーを流す。



日も傾いてきた。来た道を駆けおりる。

ふりかえると、昼下がりの美しい雲




一気に下りて来た。雲の美しい1日でした。


正面に鉢盛と小鉢

宇宙を感じます。


1時間弱で位ヶ原。秋の短い日が沈みます。

葉の落ちた樺の梢が浮かび上がる。



薄暗い黒木地帯へ。ひとりで不気味なので、歌を歌いながら足早に通過。

16時になる前に黒木帯を抜けました。


あそこから下りて来た


日没の頃に無事に駐車場着。

良い山でした。コマクサが満開の初夏も良かったが、やっぱり乗鞍は雪が乗ってからがシーズンでしょう。これまでにゲレンデの上部から何度も山頂を目指しているが、肩の小屋や位ヶ原で引き返していた。時間が足りなかったり、強風や天候が急変したりしたからである。それだけに、今日の登頂は嬉しかった。
途中、出会った登山者は4人だけ。熊騒ぎがあるとはいえ、快晴の日曜の百名山とは思えない静けさ。まだゲレンデもやっていないので静寂そのもの。まわりを気にせず(人間以外の音には気を使ったが…)歌を歌い、好きなだけ立ち止まって道草くえたのは良かったです。ゲレンデから千五百米登って、乗鞍の雄大さを実感できた山行でした。

誰もいない湯けむり館の露天に浸かって、日没後の山のシルエットを眺める。
賢二宅に寄って、三郷のビックで買い出しして、三才山越えて21時すぎ帰宅。村の秋祭りはすっかり終わっていた。
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