西之川から石鎚山

メンバー:単独

コースタイム

2021/4/219:08西之川発
10:08-18岩原
10:44-53刀掛
11:35-53十字分岐🍙
12:20天柱岩
13:23夜明峠
14:00-10二ノ鎖小屋
14:35-15:00弥山🍙
15:14二ノ鎖小屋
15:30夜明峠
15:42-50一軒茶屋
16:16八丁鞍部
16:45成就社
18:28西之川着

 石鎚山頂への一般登山道には、土小屋ルート、二ノ森方面からの縦走路、面河ルート、成就ルートの東西南北4つのルートがある。自分はその中で最も一般的な成就ルートから登ったことがなかったのでいってみることにした。
 ただ、行きも帰りもロープウェイを使うと物足りなさそうなので、帰りだけ成就からロープウェイで下る計画にした。

 6時前に原付で松山を出て、9時前に下谷に到着。今日は10時頃、成就社で聖火リレーがあるらしく関係者が大勢いた。西之川の駐車場で準備をしていたら、バスの運転手らしきおじさんに話しかけられる。「あさってまでロープウェイは運休だよ」と言われる。このため、計画を変更して帰りも成就から歩いて下ることが確定した。

 9時過ぎ、1500m上の山頂を目指して登り始める。はじめは西之川の廃村の中を進む。1時間ほど登ると、岩原と呼ばれる土小屋との分岐点に至る。

 その次の刀掛の分岐も直進して、御塔谷の沢沿いを進む。
 11時半、ようやく十字分岐に到着。シャリバテ気味だったのでおにぎりを食べて休憩。十字分岐からは徐々に登りがきつくなっていく。

 12:20 植林帯から天然林へ移行した辺りで、樹冠を貫くほど高い岩が現れる。これが谷の名前の由来にもなった天柱岩(御塔岩)だ。
 天柱岩からはさらに登りが急になり、ザレていたりしてかなりキツい。石鎚山頂を見上げ、瓶ヶ森を振り返りながらゆっくり登る。

 13時半前、なんとか夜明峠に這い上がり成就ルートに合流する。成就ルートは道幅が広く、日影がないのでしばらく進んだあたりで休憩。
 一ノ鎖を難なく越えて14時二ノ鎖小屋に着く。

 三ノ鎖は苦戦しながら登って、14時半過ぎ、弥山に這い上がる。遅めの時間なので登山者は少なかった。岡山から来たという2人組のおじさんと、石鎚山系や北アの山の話などをした。
 日没までに西之川まで下りなければならないので、天狗岳はあきらめて15時に下山を開始する。

前社森と八丁鞍部で休憩しながら成就へ下る。八丁坂のブナ林は良い雰囲気だ。

 17時前、成就社に着く。成就には神社や旅館、売店などが立ち並んで一つの町を形成しているが、今日はロープウェイが運休なので静まり返っている。西陽が寂しく射していて、何となく神隠しにでも遭いそうな雰囲気だ。白石旅館の売店でお姉さんからポカリを買う。
 ロープウェイの駅の手前で脇道にそれて西之川へ下る。

 植林帯の急斜面をひたすら下る。18時過ぎ、廃村の石垣などがでてきたと思ったら、行きに通った岩原への登山道と合流した。廃村内の登山道を下って、18時半無事下山。

 ~感想~
 標高差1500mを日帰りで往復はやはりきつかった。
 天柱岩までのなだらかな登山道はほとんどが植林帯だった。そこより上は天然林になったが、あまりの急登に雰囲気を楽しむ余裕がなかった。よって体力的には満足すぎたが、自然を味わうという面では少し物足りない山行になった。
 成就コースをはじめて歩いたが、なかなか良かった。ロープウェイを使って成就社から登って、御塔谷で下るのがこのルートの正解かもしれない。最後に、成就にかけて活が功しますように。

←お山の記録一覧へ戻る

コメント

タイトルとURLをコピーしました