
今週末も土日ちゃんと休み。先週は四阿山のなだらかな尾根を歩いたので、もう少し岩で険しいところへ行ってみたかった。八ヶ岳にしようと思ったのはそんな理由からだ。
南八ヶ岳の硫黄岳や横岳あたりを調べていると、杣添尾根という佐久側から横岳へ登る尾根がよく歩かれているみたいだった。今まで安曇野のに居たこともあり、諏訪側が私にとっての八ヶ岳の表だった。わざわざ反対側の登山口まで回ることはなかった。けれどヤマップで写真を見ていると、朝日を浴びた赤岳を見ながらの尾根歩きも良さそうだ。初めてそれまでの裏側から八ヶ岳の主稜へ上がってみることにした。
寒気は金曜まで。土曜からは高気圧が移動してきて、この後はしばらく暖かい予報である。

これまで横岳へも、地蔵尾根でかすめた程度だったので、硫黄岳まで初めて歩く2800米の稜線である。

金曜は早めに上がって、すぐに寝ようと思っていたが23時半まで起きてしまった。
土曜朝、がんばって4時40分起床。朝食採って、用意した荷物を積み込んで5時15分出発。丸子→立科→佐久南インター。途中、浅科のセブンでコーヒーとおにぎり購入+快便。ラジオからは、ミス・ブランニュー・デイ。中部横断道(無料区間)を快走、まだ眠る里の灯りを見ながら。小海町で明るくなってきた。気温は-10~-15度。

市場坂で野辺山高原へ這い上がる。素晴らしい一日のはじまりである。

別荘地の中の駐車場。そんなに停められないので今回イチ心配だった。7時を回ってからの到着になったが、なんとか路肩に停めることができた。前後の方には協力してもらった。別荘地を抜ける途中で何台か県外ナンバーとすれ違ったので、もしや・・と不安にはなったのだが。


月日 | 時間 | 場所 |
1/18 | 7:42 | 海の口自然郷 登山口 |
8:10 | 南八ヶ岳林道 登山口 | |
10:10 | 見晴台 | |
11:17~11:40 | 横岳 三叉峰 | |
11:57 | 横岳 奥ノ院 | |
12:30 | 硫黄岳山荘 | |
12:43~13:35 | 硫黄岳 | |
13:42 | 硫黄岳山荘 | |
14:23 | 横岳 奥ノ院 | |
14:41~14:52 | 横岳 三叉峰 | |
15:13 | 見晴台 | |
16:10 | 南八ヶ岳林道 登山口 | |
16:32 | 海の口自然郷 登山口 |
北沢を渡るところ。左の尾根が杣添尾根で白い山並みが横岳。

朝の光が射す樹林帯の尾根を登ること2時間、前方の見晴らしが効くところへ出た。

この景色が見たかった。青空を突く主峰・赤岳。


これから歩く杣添尾根の上部。横岳へ続いていく。


ピッケルの似合う山です。






見えてるほど遠くはなかった。昼前には主稜へ到達。

横岳からみる赤岳~阿弥陀岳

西側の眺望が開ける。冬の青空にアルプスが映えている。
穂高・槍~常念

常念山脈や燕岳

奥には立山・劔岳

後立山連峰

先週の四阿山

浅間山

奥ノ院への縦走路。風も止んで暖かい。

奥ノ院からみた硫黄岳

奥ノ院直下の難所

硫黄岳に到着。2年前の夏に研修で先生たちと登った以来かな。迫力のある爆裂火口を見学。

今回は忘れずに持ってきた。


戻ります。日も傾いてきた。

横岳の山頂に立つ私



最後に望遠で 西日射す鹿島槍

富士 午後の光でくっきりとしてきた。


下ります!


あっという間に展望台まで下りてきた。

樹林帯へ入る手前


味のある古い看板

展望台からは1時間、樹林帯の尾根を下って林道へ。16時半には車に戻ることができた。稜線を外れて2時間足らずで下りてきたらことになる。
初めての八ヶ岳、佐久側。今日のルートは冬でも歩きやすく、長い林道歩きなどもなく、最も早く主稜へたどり着くのではないか。景色も森林限界より上はダイナミックで満足いくものだった。
先週の四阿山と異なり、八ヶ岳は広いので、ひとつの山頂に登山者が集中しないのがよい。今日も晴天で相当数入っているはずだが、八ヶ岳のいくつものピークへ分散したのだろう。時間も少し遅くなったので、尾根道も静かだった。
家からは少々遠いが諏訪側の登山口と比べても30分と変わらない。また八ヶ岳の知らない面を見られたような山行だった。
来た道を戻る。立科の権現の湯にさっと浸かって(もう少しゆっくりとしていきたかった・・。)、15分遅れで合流。帰りも慌ただしくなってしまった。
20時前から欧州帰りの賢二と青木で新年会。山歩きの後は良いですね。

翌日は春を感じながらゆっくりと過ごした。

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