今回は八ヶ岳主峰の赤岳へ登頂し、無事に下山することができた。なのでその記録を載せておく。
前回は2600米森林限界以上は、軽アイゼンとストックだけでは限界を感じた。下山後カモシカスポーツやモンベルを回って、結局冬靴は買わず、アイゼンのみ購入した。12本爪の厳冬期仕様である。ピッケルはなぜか持っていたが、ほとんど使っていなかったので今回はロープも買って体から落ちないようにしておいた。
2/23の天皇誕生日を選んだ。先週末は低気圧が通過し、週のはじめは強い冬型となって寒かった。当日も弱い冬型ではあるが、午後には高気圧が西から張り出してくる予報である。
はじめ、前日は職場から美濃戸の登山口まで直行し、車で寝ようと考えていた。18時すぎに上がり、松本インターへ。ロイヤルホストで千円のパスタを食べ、銭湯に使っていたら気が変わった。天気が回復予報ならそんなに焦る必要はない、と。家でしっかり寝て、明朝、高速使って行けばいいさ。
5時半まで眠る。起きて、家で朝食。6時すぎに出発。セブンでコーヒー買って、6時半松本インター。塩嶺トンネルを抜け岡谷インターの辺りから見える赤富士が見事だった。が、手前の八ヶ岳の上部は雲の中である。諏訪湖SAで快便
美濃戸口の駐車場はそこまで混んでいない。時間も遅めなので登山者もまばら。料金払って7時40分スタート
月日 | 時間 | 場所 |
2/23 | 7:40 | 美濃戸口 |
8:40 | 美濃戸 | |
10:55 | 行者小屋 | |
11:50 | 敗退地点 | |
12:27 | 文三郎尾根分岐 | |
13:05 | 赤岳山頂 | |
14:10 | 行者小屋 | |
15:37 | 美濃戸 | |
16:20 | 美濃戸口 |
アイゼンケースを持っていないので、はじめから装着していく。軽アイゼンと違って重たい。圧雪の車道を歩くのは向いていないようだ。皆、チェーンスパイクか冬靴ツボ足である。靴からズレるのが気になり、美濃戸まで1時間要す。
美濃戸山荘でおにぎりを食べ、アイゼンを着け直し、南沢の登山道へ。10日前よりさらに雪が増えている。2月は毎週のようにやってくる南岸低気圧と冬型で中央高地はかなり雪が増えた。樹氷で真っ白な”黒い森”を黙々と歩き、行者小屋手前で横岳~赤岳~阿弥陀の岩壁とご対面。稜線の雲はだいぶ退いたが、風はまだ強そうだ。
行者小屋と横岳
阿弥陀を見上げる。
軽い食事をして、いざ文三郎尾根へ。
正午前には前回の撤退地点に到着。今日は尾根を上がる人も少ない。大迫力の赤岳西斜面。
昨日までの雪で岩場も白くなっている。
阿弥陀(奥)中岳(手前)
尾根上部の岩場を突破し、斜面をトラバースすれば阿弥陀へつづく稜線へ出る。ここの風が最も強かった。風の抜け道なのだろう。ほとんど雪も飛ばされている。
ジグザグ稜線を登り、南に巻くようにして赤岳の岩山へ。
ロープを出しているパーティーもちらほら。ノーヘルで来る場所ではなさそうだ。
県境まで上がると、あ、富士。
西の眺め。白い場所が野辺山高原。奥に10日前にさまよった川上村も。甲武信ヶ岳は。。。?
三角点と山頂標識。だいぶ風がおさまった。
次は阿弥陀か。。? 男前な山容。
八ヶ岳は広い
山頂より北西の眺望。美ヶ原と鉢伏山の間から安曇野の我が家が見えるはずだが。。。(家から赤岳らしき山が良く見えるので。本当に赤岳なのか登った今でもよく分からない)
寒いのでそこまで長居せず、来た道を戻る。
山頂直下は慎重に。。。
文三郎を下ります。静かで風も止んだのでのんびり写真を撮りながら。
行者小屋へ帰還。コーヒー煎れてまったり
午後の光に照らされた赤岳 さらば!
車へ戻ったのは16時半過ぎ。八ヶ岳山荘で3杯目のコーヒーをもらい豆を買って帰路へつく。縄文の湯に寄って、下道で帰る。茅野→諏訪湖北岸(ちょうど1年前も来たなぁ)→塩尻峠→塩尻→松本 時間があればこれでも十分だなぁ。
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