八ヶ岳 偵察

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

三連休が開幕。木曜は1日雪、久々のまとまった降雪で、午後は暇だったので、職場と家の除雪ばかりしていた。松本16cm、諏訪28cmと、南側でよく積もる典型的なカミ雪。松本など中信エリアでは南岸低気圧で降る雪をカミ雪、冬型で降る雪をシモ雪と言っている。上下反対かと思うかもしれないが、昔の言葉なので。お上のいる京都や江戸が上になる。今の新幹線の「上り」と同じ。お隣の新潟県の上中下越も、

そんなわけで、甲信あたりはどこも湿った雪が増えてそう。はじめは、千曲川源流・甲武信ヶ岳へ行こうと考えていた。

金曜の朝はのんびり。制度の盲点を突き、10万の臨時収入が入ることになり、その手続き。9時半からは散髪も行く。

15時すぎ出発。三才山道路で上田方面。中仙道で佐久、中部横断道(無料)で八千穂まで八ヶ岳をぐるっと。千曲川に沿って、日没後川上村入り。村内のでっかいスーパーで買い出し。村の温泉はコロナでやっていなかった。コロナのバカヤロー、美容室のワックスが流せない!

20時前、甲武信ヶ岳登山口の毛木平を目指すも、レタス畑の端で除雪は終わっていた…。その先、踏みあとは1人?程度しかない。これは、ラッセルが大変そうと思い、甲武信ヶ岳はあきらめ、来た道を戻る。

さぁどこへ行こう…。野辺山高原から八ヶ岳のシルエットがきれいに見えたことを思い出し、主峰の赤岳に決める。一番メジャーな美濃戸からなら人が入ってるだろうと思い、山麓の荒れた道を走って22時美濃戸口。八ヶ岳山荘の駐車場で23時就寝。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

まずまず寝られた。5時前に起きて念入りに準備。厳冬期3千米峰など初めてである。6時、まずは美濃戸に向けて林道を歩きはじめる。

月日時間場所
2/126:00美濃戸口
6:47~7:10美濃戸
9:20~9:30行者小屋
10:35撤退地点
11:30~11:40行者小屋
11:56中山乗越
12:05~13:10中山展望台
13:30赤岳鉱泉
14:38美濃戸
15:35美濃戸口

日の射さない深雪の谷を、写真も撮らず黙々とすすむ。裾野が広い!

行者小屋の手前あたりで。岩山が見えてくる

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

横岳というらしい

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

行者小屋着。赤岳(左)中岳(右)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

気温は-8度

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

行者小屋から赤岳へは、地蔵尾根と文三郎尾根が登山ルートとなる。文三郎尾根を選択。樹林帯の急登を越えてこの眺め。中岳(左)阿弥陀岳(右)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

急登はまだまだつづく。恐ろしい。後で分かったが、下っている時の方が恐怖感はない。森林限界を超えた2600米地点あたりで装備に限界を感じる。軽アイゼンで来てる人など誰もいない。ピッケルも持っていない、岩場で滑ったらおしまいだ。悔しいが今回はここまでとする。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

行者小屋へ帰還。歩き足りないので赤岳鉱泉の方へ、北沢ルートで帰ろう。

途中、峠から中山展望台へ寄ってみた。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

赤岳の全容。稜線に出てから、上の方は険しそうだ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

敗退記念

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

赤岳鉱泉は営業中。連休中で天気も良く、賑やかです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

15時すぎ下山。原村の温泉付近から西日に輝く八ヶ岳連峰

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

諏訪から高速を使い、帰宅。そんなに遠くはない、福島から半日かけて来た人と話したが、県内なのだから。また来ればいいさ。

何かと計画不足なこともあり、主峰・赤岳には登れず、偵察になってしまった。10万でアイゼンとピッケルの紐を買ってまた来よう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました