
私の大学のゼミでは毎年実習旅行なるものがあって、3年生が実地調査を3泊4日で行っている。場所は学生同士で決めていて、去年は金沢に行った。今年はコロナでどうなるかと思ったが無事に開催できた。場所は神戸。私はもう4年なので最終日の飲み会にだけ参加すればよい。去年原付で行ったらウケたので今年も原付で行くというのだけ伝えていた。神戸往復では何も楽しくないので、その後丹後方面へ寄って帰る計画を立てた。
初日 9月25日 雨 名古屋‐神戸 217km
ほんとは1泊2日で行くはずの神戸まで、いろいろあって1日で行くことになってしまった。早朝出発の予定も寝坊。どうせならと8時のドンキ開店を待って、この先の買い出しをしてから出発。
今日は本州を低気圧が通過、さっそく熱田あたりでふりはじめ。上下河童を着込んで1号線で桑名を目指す。濃尾平野の1号は23号と異なり1車線が多く、流れが悪い。雨の中ダラダラ走る。
桑名から抜け道を使い、鈴鹿山地を超えて近江八幡へ。今日1番の楽しい道のはずだが土砂降り。。石榑峠のトンネルが琵琶湖岸まで続いていればと思ったほど。それでも永源寺ダムの傍らで休んでいたら小降りになった。もう低気圧は通過したのかな。。
近江八幡からは8号線。栗東で1号と合流する前に、湖岸へ。湖岸道路を走り、近江大橋で大津の街へ渡った。16時前に京都入り。腹が減って山科の王将でガッツリ食べてしまった。。。
東寺あたりからR171(イナイチ)へ。イナイチは大阪近郊を通って西宮へ通じている。夕方のラッシュで渋滞していて大阪府を抜けるのに約2時間かかった。西宮からは2号線で神戸へのラストスパート。山手の立体的な夜景が美しい。飛ばして19:45新開地着。乾杯になんとか間に合った。。みんな待たせちゃったかな。。?
2日目 9月26日 曇後雨 神戸‐城崎 158km

昨晩は久々のゼミメンバーで楽しく呑んで、ホテルのベットでぐっすり眠った。
皆は今日観光しつつ帰るだけ。私はこれからだが。。なので10時ロビー集合とのんびりしている。部屋で持ち物の確認。いろいろ忘れていたのでいくつかホテルのものを持っていく。。充電も満タンにしておく。
皆と別れた後、慌ただしく有馬街道を走って神戸を離れた。三木街道で三木へ、小野からはイナゴで滝・社を経て西脇へ。うどんかなにか食べたかったが見当たらず素通り。鍛冶屋線跡に立ち寄ったのみ。
中町を過ぎたあたりから雲行きが怪しくなり、トンネル手前で激しい雨になった。青垣辺りでは道路が川になるほど。今日は冬型なのだろう。分水嶺から見る和田山の街は時雨に霞んで何とも肌寒そう。豊岡に行く前に出石にも寄ったがやはり雨。良い城下町だが、原付からも駐車料金を取ろうとする始末なので、辰鼓楼の写真を撮っただけ。
城崎温泉には日が落ちて暗くなってから到着。鴻の湯で2時間ねばって公園の軒下で寝た。時雨が相変わらずでテントは張らず、温泉街は土曜で賑やかだったがが気にせずよく寝られた。
3日目 9月27日 雨後曇 城崎‐間人 70km

朝になっても時雨れている。今日は間人(たいざ)まで行けばいいので、あせる必要はない。コーヒー煎れてダラダラ過ごし、観光客が表れ始めるころに撤収。
山越えをした先の久美浜は立派な街。とりあえず駅へ行って情報収集。時間はあるので湾を一周したり、道の駅でフランクフルトを食べたり。。徐々に晴れ間も見えてくる。
琴引浜にも降りてみたが鳴き砂はよく分からず。。しばらく気持ちの良い海沿いの道。ただ、もう秋なのだなと、シーズンは終わったのだなということを実感。浜にはサーファーしかおらず。
網野で給油してちんたら走ってはやくも間人着。浜辺で張ろうかとも考えたが、波が高いのでやめた。古墳が点在する段丘の上の草原に張ってみた。昨日まで沢山走っているし、明日のが天気も良かろうということで無理はしない。山と同じように早着は良い。1時間ほど昼寝、日没は雲に隠れて水平線には沈まなかったけれど、荒ぶる日本海が幻想的に染まった。
近くの露天風呂で波の音と独特な訛の丹後弁を聴きながら汗を流し、3泊目にしてようやくテントでひとり乾杯した。
4日目 9月28日 雨後晴 間人‐若狭高浜 129km

日の出頃起きて外に出てみたが、曇天なので二度寝。その後も日は射さず時雨まで降り始めた。。止むのを待って9時半出発。R178で犬ヶ岬を越えて経ヶ崎を目指す。今日も日本海は荒れている。この最果て感は2年前の初冬の能登の浦々の記憶が蘇る。。
10時半、近畿北端・経ヶ崎到着。歩いて展望台と灯台を巡る。
この先は伊根町に入って、断崖絶壁を縫うように行く。岬よりも蒲入辺りの道を走った方が楽しいかも。至る所に展望台やベンチがある。ただし誰もおらず、日曜なのに。舟屋だけ見て帰っちゃうのかな。。
伊根と言えば舟屋群。こちらは県外ナンバーだらけ。テキトーに写真だけ撮っておく。天橋立までは3年前、自転車で友人と来ている。その時バイクが走っていた記憶があったので行ってみると125㏄以下はOKだった。そんなわけで阿蘇海をショートカット。今回は回転橋が回るのも見えた。天気も良かったので展望台でも行こうかと思ったが、ケーブルカーが高すぎる。それに「歩いては登れません」との張り紙付きで引き返す。これだから観光地は好きになれない。
見覚えのある道を走って、舞鶴を経て福井県へ。途中、由良の手前の栗田トンネルの旧道を見落とす。今調べていると立派な隧道があって後悔している。また行かねば。。。
若狭のどこかの浜で勝手に張ろうともくろんでいたが、最後だしとキャンプ場で張った。1700円もしてビックリ。目の前の浜から眺める若狭富士が見事だったのでまぁいいや。
5日目 9月29日 曇後晴 若狭高浜‐名古屋 203km

今日で4泊5日のカブ旅もおしまい。1泊した高浜から鯖街道で今津の琵琶湖に出て、その後北岸を走って木之本、ここから365で関ケ原に抜けて、あとはダラダラと走って帰宅した。
3年前に自転車で走ったコースだが、前回行っていない場所や、バイクだからこそ行ける場所に寄り道した。まず鯖街道・熊川宿。想像以上に立派なお屋敷が多いこと。303という国道番号に騙されてはいけない、京からの日本海への近道だったんだね。水坂峠も旧道で超えた。隧道など派手なものは何もないが、日本海街道としての歴史が静かに感じられる場所だった。
琵琶湖沿いでは、海津大崎へと奥琵琶湖パークウェイへ。パークウェイは頂上よりも先が崩落で行けず、大浦の集落まで引き返す羽目に。
8号出合より先は、お気に入りの賤ヶ岳の旧道によっただけでまっすぐ帰った。17時には家に戻り、19時から懐かしい友人と呑みに行った。
雨にはよく打たれたが、楽しい5日間だった。今夏も山ばかり行っていたので海に行けれて良かった。シーズンは終わっていたが。。。
それに憧れの丹後半島を走れたので満足している。近畿なのだけれどどこかちがう、また、山陰でも北陸でもない。。丹後・但馬・若狭辺りは独特な文化や繋がりがあって面白い気がした。
おしまい
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