大雪渓から旭岳

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

夏休み初日。五竜岳へ泊りがけで縦走しようと考えていたが、南の海上にある台風の影響を受けて天気がいまいちなので日帰り白馬に変更。

実は大雪渓を歩いたことが無いのでこの機会に行ってみる。山頂は何度も踏んでいるのでスルーして、今日は4年ぶりに三山でも縦走しようかと思っていた。が、稜線に出てみると杓子方面は濃いガスである。一方黒部側の旭岳はきれいに見えている。気が変わって旭岳を今日のゴールとした。

21.8.7時間場所
4:30猿倉発
5:20~5:40白馬尻小屋跡
7:42岩室跡
9:17村営頂上宿舎
9:35~9:50丸山
10:39~11:38旭岳山頂
12:20村営頂上宿舎
13:29岩室跡
14:45白馬尻小屋跡
15:30猿倉着
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

金曜夜に猿倉へ。車中泊して4時起床。雲の多い朝である。白馬尻に着くと、大雪渓の谷に虹がかかる。綺麗だが、天気がどうなるのだろう。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

朝の雪渓を登っていく。秋道が既に出ていて、雪の上を歩いたのは全体の3分の1程度。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

1時間程度で雪渓を突破。その上の道が滑りやすく厄介であった。

信州側は早くもガスにのまれ眺望がきかない。なにも見えないのでやる気もおきずダラダラ登る。すっかりくたびれて稜線に上がると、ガスっている三山方面へは行く気になれず。丸山往復して旭岳へ行くことにした。

「あさひだけ」という名の山は全国に無数にある。有名どころでいえば、北海道の大雪山系旭岳や、山形県の朝日連峰。そしてこの北アルプスにも朝日岳と旭岳がある。それもふたつの山が同じ白馬エリアにあるのでややこしい。山小屋でバイトをしていた時には「どっちのあさひですか?」なんて会話をよくしていた。今回は旭日旗のあさひだけである。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

山頂へは地図にはない踏み跡をたどる。途中までは祖母谷へ続く清水尾根への道を歩く。ここから見渡せる黒部川へ続く美しい山並みと穏やかな谷に見とれる。信州側の荒々しい山肌もアリだが、国境を越えたこちら側の風景もとても良い。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

山頂には「玉座」と呼ばれる大きな岩があって、この岩に登ると対峙する白馬の山頂までさえぎるものが何もない。しばらくいるとガスが抜けて、山頂を拝められたが、越中側から見る白馬の山頂はのっぺりとしていて特徴に欠ける。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

いつまでもいたい場所だが、午後からの天気も分からないのでコーヒーを煎れてから来た道を戻る。登る時には余裕がなくて見れなかったお花畑を撮影しながら雪渓に向って降りていった。

登山日 2021.8.7

コメント

タイトルとURLをコピーしました