去年書いた白山登山の記録に野宿について書いてあった。その時はまだ54泊であったが、約1年を経て現在は84泊まで伸びた(+30泊)。100泊まで残すは16泊である。Excelに野宿遍歴なるものを作成しているので今回はそれを紹介したい。参考になどしないように
※野宿の定義
基本はお金を払わず寝たものをカウントしている。なのでネカフェやカラオケボックスで寝た時はカウントしていない。それから、夜行バス・鉄・船もいれていない。無料のものでも友人宅などは外した。一方でテント泊の場合、キャンプ場で高額な幕営料を払っている場合もあるがカウントした。要するに基準は私の勝手である、
No. | 年月日 | 場所 | 形態 | 評価 | ひとこと |
1 | 2014.9.20 | 稲武・大井平公園 | テント | A | はじめての野宿旅 |
2 | 2015.3.27 | 郡上八幡・相生駅 | 駅寝 | C | 犬の声に脅えて… |
3 | 2016.3.10 | 鳥取・御来屋駅 | 駅寝 | C | 寒かったと記憶 |
4 | .3.11 | 山口・船平山駅 | 駅寝 | B | 寝れて感動! |
5 | 2017.3.12 | 高知・網代キャンプ場 | テント | C | 真っ暗… |
6 | .3.13 | 高知・甫喜ヶ峰森林公園 | テント | B | 雨が降って屋根の下で張る |
7 | .3.18 | 道の駅信州平谷 | テント | B | 寒かった! |
8 | .3.19 | 諏訪湖湖畔 | テント | B | 夜中にスケボー… |
9 | .3.22 | 直江津駅 | 駅寝 | C | ホームレスと一緒に |
10 | .6.10 | 三重・加太の公園 | テント | B | 集落のど真ん中 |
11 | .7.21 | 土合駅 | 駅寝 | A | 駅寝のメッカで! |
12 | .8.4 | 信濃大町駅 | 駅寝 | B | 駅前のベンチで |
13 | .11.2 | 奥多摩・古里駅 | 駅寝 | A | トイレが快適だった |
14 | .11.3 | 雲取山避難小屋 | 避難小屋 | S | 敷物付で完璧! |
15 | 2018.3.17 | 生月島・御崎野営場 | テント | A | 寒いがロケーションは素晴らしい |
16 | .3.22 | 熊本港 | テント | B | 港の公園で |
17 | .3.23 | 天草・黒崎海水浴場 | テント | A | 穏やかな島原湾… |
18 | .3.24 | 薩摩長嶋・小浜海水浴場 | テント | A | 向かいの喫茶店が思い出 |
19 | .3.26 | 桜島・赤水展望広場 | テント | A | 桜島がすぐそこ! |
20 | .3.27 | 川辺・名もない公園 | テント | C | 宅地の中のthe公園 |
21 | .3.29 | 大根占・神川キャンプ場 | テント | A | 海辺の素敵な場所 |
22 | .3.30 | 串間・いこいの里温泉横の広場 | テント | A | 満開の桜の下で |
23 | .4.1 | 門川・温泉横の広場 | テント | B | イノシシでた |
24 | .4.2 | 臼杵・ひるほし公園 | テント | B | 国道沿いで少しうるさい |
25 | .4.28 | 藤原山荘 | 避難小屋 | C | 1階で宴会、一睡もできず… |
26 | .5.7 | 剣道部部室 | 部室 | B | 野宿に入れていいのか? |
27 | .6.1 | 白鳥・西ヶ洞桜公園 | テント | B | 高速横、そこまで気にならない |
28 | .6.2 | 白川郷・城山展望台 | テント | B | 昼間は観光客だらけ |
29 | .10.25 | 県大・グランド | テント | B | これはOKでしょ! |
30 | .11.1 | 富来・名もない公園 | テント | B | 東屋の下で張る |
31 | .11.2 | 輪島・道の駅千枚田 | テント | B | イルミネーションを見ながら… |
32 | .11.3 | 九十九湾園地野営場 | テント | A | 目の前の海から朝日が昇る |
33 | .11.4 | 和倉温泉街の公園 | テント | B | 横にコンビニと旅館街 |
34 | 2019.3.1 | 伊勢・明倫商店街 | ベンチ | C | 商店街のベンチ、寒かった |
35 | .3.2 | 南島・中の磯展望台 | テント | B | 橋で行けるとても小さな島 |
36 | .3.3 | 尾鷲・温泉横の公園 | テント | D | 未明の雨でテント水没 |
37 | .3.5 | 潮岬野営場 | テント | A | 本州最南端のキャンプ場 |
38 | .3.6 | 御坊・野口新橋下河川敷 | テント | D | 強風で撤退 |
39 | .3.7 | 和歌山港フェリーターミナル | 待合室 | S | ふかふかのソファー、暖房完備 |
40 | .3.8 | 阿波海南・大砂海水浴場 | テント | A | この辺の砂浜はどこもよさそう |
41 | .3.9 | 田野駅 | 駅寝 | A | 久々の駅寝 |
42 | .3.11 | 窪川・四万十緑林公園 | テント | A | 広い芝生の公園 |
43 | .3.12 | 中村・四万十川キャンプ場 | テント | A | 菜の花がきれいに咲いていた |
44 | .3.13 | 土佐清水竜串・桜浜海水浴場 | テント | A | 鰹の町のきれいな海で |
45 | .3.14 | 内海・須ノ川キャンプ場 | テント | A | 野鳥がたくさん |
46 | .3.15 | 明浜・大早津海水浴場 | テント | B | 東屋の下に無理やり張った |
47 | .3.18 | 九重・大つり橋バス停 | バス停 | B | 雨の為、バス停の待合室で |
48 | .3.19 | 阿蘇・大観峰のはずれ | テント | S | 雲海、阿蘇山、朝焼け! |
49 | .4.22 | 鈴鹿 イブネ | テント | A | テン泊登山デビュー |
50 | .5.24 | 長野駅 | 駅寝 | B | 思いのほかよく寝れた |
51.52 | .5.25.26 | 戸隠・鏡池湖畔 | テント | A | ロケーション完璧、熊が出そう |
53 | .6.22 | 白山・一ノ瀬野営場 | テント | A | 白山登山の拠点 |
54 | .6.23 | 白峰集落のはずれ | テント | A | 立派な村、きれいな芝生 |
55 | .7.12 | 松本駅 | 駅寝 | C | 通行人多し |
56 | .7.22 | 大町温泉郷 駐車場 | テント | A | 多分張っちゃダメ |
57.58 | .7.23.24 | 北ア 冷池 | テント | A | 立山連峰をバックに… |
59 | .8.5 | 富山駅 | 駅寝 | B | 南風に吹かれながら… |
60.61 | .8.6.7 | 北ア 劒沢 | テント | A | 真正面に劔岳! |
62 | .8.15 | 飯島駅 | 駅寝 | B | お盆で賑やかな地方の駅 |
63 | .8.16 | 足尾駅 | 駅寝 | B | 海街diaryロケ地 |
64 | .8.17 | 御沢野営場 | テント | A | 山奥・電波なしも快適 |
65 | .8.18 | 飯豊本山山頂 | テント | A | 稜線上、水場アリ・眺めよし |
66 | .8.19 | 羽前成田駅 | 駅寝 | B | 木造駅舎、寝違える |
67 | .8.20 | 遊佐 西浜キャンプ場 | テント | A | 隣のご夫婦から夕飯頂く |
68 | .8.21 | 象潟海水浴場 | テント | A | 花火・酔っ払い、それもまたよし |
69 | .8.22 | 間島駅 | 駅寝 | A | 雨が心配だったので |
70 | .8.23 | 出雲崎 道の駅 | テント | B | 憧れの出雲崎 夜来風雨の音 |
71 | .8.24 | 朝日町海浜公園キャンプ場 | テント | A | 快適でテントから出られない |
72 | .8.25 | 雨晴キャンプ場 | テント | A | 久々に海で泳いだ |
73 | .8.29 | 越前下山駅 | 駅寝 | A | 座布団ありがたい |
74 | .9.5 | 上呂駅 | 駅寝 | B | 3時間ほど仮眠 |
75.76 | .9.6.7 | 北ア 涸沢 | テント | A | 穂高連峰に囲まれて |
77 | .9.25 | 北ア 朝日平 | テント | A | 段ボールと布団を担いで… |
78 | .9.28 | 北ア 白馬大池 | テント | A | バイト最終日、記念に張ってみる |
79 | .10.10 | 北細野駅 | 駅寝 | B | 小屋閉め編 |
80 | .11.1 | 鈴鹿 真ノ谷 | テント | A | たどり着くのが至難 |
81.84 | .11.3 ,4.6 | 根尾 うすずみ温泉横広場 | テント | A | 設備充実 能郷白山登山 |
82 | 2020.2.27 | スワンナプーム国際空港 | ベンチ | A | 祝・海外デビュー |
83 | .3.18 | 売木村 道の駅 | テント | C | トラックのエンジンがうるさい! |
と、まぁ日本全国津々浦々で寝てきたわけだ。ほかに良い場所知っている方いたら教えてくださいな。
ところで、野宿の良いところって何だろう?プライベートでのんびりできるところ?時間にとらわれないところ??いろいろと考えてみるがあまり思い浮かばない(笑)やっぱり安上がりなことだろうか。日本の宿泊費は高すぎる。No.82でめでたく海外デビューを果たしたわけだが、2月に行ったタイ・ミャンマーも野宿でまわる予定だった。ところが行ってビックリ、宿泊費がとても安いのである。物価の上昇が目まぐるしいといわれつづけているバンコクでさえ、下町へ行けば1泊200バーツ(1バーツ=3.4円 つまり700円程度)で個室に泊まれるのだ。さらに田舎や隣国のミャンマーには同じくらいの価格で立派なモーニングがついていたりと、野宿をする方が割高になってしまうくらいコスパが良いのだ。そして何よりも予約が要らないのがありがたい。当然タイにも予約制度はあるんだろうけど。日本では山小屋でさえ予約が必要なので(食数などの関係上予約の必要性は分かるが)飛び込みは嫌がられる場合が多い。と、いうのも私は予約というのが大嫌いである。何より予約サイトが分かりにくいうえに高くつく。そのくせスマホの画面には広告だらけである。媒介サイトもまとめサイト同様ネット上から駆逐したいものである。それから予約をするとなると、せっかく日常を離れて旅しているのに、そのホテルのある場所までたどり着かなければならない。自由であるはずの旅先で拘束され、融通が利かない点が嫌なのだ。私の場合は旅先では暗くなったり、雨が降ったりして立ち止まった場所や、疲れて温泉に入った場所がその日の宿泊地になる。計画性のない私にとって、前日に次の日の予測を立てて、予約サイトでイライラしながら宿を探す…という作業はどうにも気がすすまないのである。
と、いいつつも大学1・2年と春休みに国内を自転車でまわった際には、寒さを逃れてけっこう宿にも泊まった。私が泊まるのは基本素泊まり二千円台で泊まれる安宿である。近年はゲストハウスと呼ばれるおしゃれな安宿が各地にできたし、またそこでの出会いも旅にアクセントを与えてくれるので、宿に泊まるのを否定はしない。
それでもやっぱり高いかな~。1か月くらいの旅だとゲストハウスだけでは破産してしまうのだ。願わくば千円以下の宿があれば喜んで泊まりたいのだが、それは宿泊業界の厳しさを無視した無責任な希望か。
野宿のうち、半分以上はテント泊だが別に好んでキャンプをしているわけではない。お金があれば寝袋ではなくフカフカなベットで寝たい。
なのでキャンプ用品にはこだわらない。ご飯は外で済ませるか、お湯だけ沸かすくらいで調理はしない。寝られればそれでいいのである。お酒が好きになったのも、もとは睡眠薬代わりに飲んでいたからである。
けれど若いうちはこれでいいのだと自分に言い聞かせている。お金はないけれども時間と体力は有り余っている。雨と風に脅え、夜の長さを身に沁みながら、汗と酒とカップ麺の汁が染みついた寝袋にくるまれることなんてこの先そうないだろう。それって凄く幸せなことなのだろうと思う。やがて就職してしまえば、お金を払ってベットで寝るか、キャンプに快適を求めるようになるのだから。
おしまい 2020.5.8(兄)
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