針ノ木峠泊 針ノ木岳

こうたろうと2人でテント泊で針ノ木岳登山。初夏のよき山行でした。

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7月4日(金)お天気もまずまずかなぁ、といったところ。19時から上田の街で青年会。アニバーサリーで楽しく飲む。明日は山だから、と一次会で上がる。新幹線でやってきたこうたろうと駅前で合流し、アリオに停めてある車を回収し、家まで運転してもらう。ホテル取ろうかと思ってたくらいだから助かった。街を出る前に信大近くの西友に寄って買い出し。お酒も回って眠い。青木戻って日付が変わる頃に眠る。

明けて土曜日。弱い雨が未明に降ったようだ。天気はよく分からない。本命の明日朝にかけてゆっくり出発。麻績→生坂→八坂といつもの道で大町へ。大町手前の峠からは、残雪のアルプス。

月日時間場所
7/59:40駐車場発
10:05扇沢駅
11:20大沢小屋
12:10~12:25雪渓末端
15:02針ノ木峠着
7/66:10
7:22~9:02針ノ木岳
10:25~11:53針ノ木峠
14:40大沢小屋
15:55扇沢駅
16:15駐車場着

ここに駐車。車にポール忘れたので駅から2往復

日も既に高く、暑い中登っていく。途中、伐採された個所があり、2週間前とは大きく風景が変わっていた。

林道をはずれたところで、山頂も見えた。残雪も良い感じ。

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鳴沢、赤沢を渡渉

ブナ林を過ぎて

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大沢小屋を過ぎて、雪渓に出たあたりから雲行きが怪しくなってきた。

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とりあえず、アイゼン履いて登りだす。写っているパーティーは9月からヒマラヤ遠征へ行く人たち。下山してからよくインスタで見るようになって気づいた。

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今日から小屋も営業開始だが、針ノ木はやはり中上級者向け。雪渓の状況判断が難しいので、誰でも入っているようではなさそうだ。チェーンスパイクで昨日雨の中登ったという外国人のパーティーもいた。

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とうとう雨が降り出した。梅雨に戻ったような、しとしとと…

マヤクボを越えて、上部は雪の状態も悪く、雨も時折強く降り心が折れる。油断していると上から石が落ちてくるので恐ろしい。特に注意をしていなければ、河童を打つ雨の音で、石の崩れる音や、登山者のラクの声も聞き逃してしまう。

雨とガスの針ノ木峠。小雨になったタイミングで張った。テン場は予約不要。黒部側の斜面に沿って、サイトは整備されているがそこまで広くはない。上部の場所に並べて2張建てる。

雨降って、寒くて、何しにここまで上がってきたのか、そんなことまで考えてしまう。日没時もガスは晴れず、日が落ちて結局この日は20時を回っても雨が止まないという日だった。こんなんだと晴れの日にしか山を歩かない私は、不完全燃焼な感じがして、テントにこもって本をずっと読んでた。ひとりで熱燗作って勝手にのんで、こうたろうにはすまなかった、と思う。

22時を過ぎてようやく雨は上がったが今度は風が出てきた。音であまり寝られず、たまにテントから顔を出しても静かにガスが流れている。未明になってガスが抜けたが、黒部の方から雲が流れている。

なんとか日の出は見えたが、稜線は今日もガスかな…。とあきらめ気味。爺ヶ岳を目指して出ていく人にも今日はダメじゃないすか…。なんて話をしてまった。

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日の出1時間くらいは、湿っぽく、雲も稜線上を流れていたが、朝食を作ってるくらいから、南側の槍穂高が見えだして、一気に回復した。

晴れればテントから槍が見える。

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雪渓上に立つ私 鹿島槍も見える。

朝は半パンは寒そうだ。

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準備をする登山者

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残雪模様が良い

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山頂を目指して出発。

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まだ山頂は見えない

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山頂直下。劔岳が見えだした。手前はスバリ岳。中途半端な残雪がやっかい。

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雪渓のトラバース。ここを最も警戒そていたが、無事に通過。

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尾根へ出たらあと少し。アイゼンを外してデポしておく。

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立山連峰と黒部湖の見える山頂へ登頂。早い時間で静かです。

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ずっと見たいと言っていた、この景色をこうたろうに見せれてよかった。昨日の雨登山が報われます。

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白馬まで続く後立の山並み。あの谷底からテントを担いで登ってきた。

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1時間近く滞在していたかな。来た道を戻ります。スバリ岳までも行けそうだけど。こうたろうは今日のうちに東京へ戻るので。また来てくださいな。

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下りも慎重に…

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ふりかえれば、美しい厩窪圏谷

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峠のテントへ戻ってきた。

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天気も回復し、今日は日曜日なので、日帰りの人で賑やか。

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雪渓を下ります。

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ドロップ イン!

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落石多発でおっかない

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踏み抜き注意

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昨日は下ばかり見ていたので

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空も見上げて

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途中、この岩がズルズルと滑ってきた。

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樹林帯に入り、

無事に扇沢へ16時前帰還。

大町温泉郷・薬師の湯で2日間の汗を流し、19時青木へ戻る。花火の上がる盆地の夜を走って、上田駅。20時過ぎの新幹線でこうたろうは帰っていった。またひとつ北アで思い出ができた。

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