海の日連休は兄弟で懐かしの剱沢界隈
弟は毎年行ってたり、定期的に関係者と会っていたりするようだが、私は2年前に行ったきり。その時は2日目の天気がイマイチだったこともあり剱岳へは登っていない。バイトしていた年も登っていないので、4年ぶり2回目の剱岳登山となった。
2泊3日で中日に登ってのんびりいこうと思ったが、土曜は天気がイマイチ。梅雨前線が東北辺りにあって、高気圧の勢力があとひといきという感じであった。日曜の午後になって高気圧が張り出して、前線を北に追いやって、月曜は消滅という予報である。ただ、これで梅雨明けというわけではなく、水曜ごろには再び前線が南下して関東甲信は梅雨空だった。そのまま大陸の空気に覆われ、前線が南下して7/22に梅雨が明けた。こんな梅雨明けもあるんだぁ。。今週末も晴れてはいるのだが、山は早くから雲にのまれているし、寒気が流れ込んで午後は夕立。若干冷夏っぽい気がするのは私だけ?なので太平洋高気圧で夏!というのは、先週の幻の梅雨明け3日だけではなかっただろうか。今のところ。まぁそんなわけで一番天気が良さそうな月曜日にアタックと決めて、少々きついが1泊2日で遊びに行ってきたときの記録です。
日曜日、起きると7時すぎ 常念は既に雲の中
いつもの道で安曇野を北上し、9時大町温泉郷
車2台で扇沢へ上がった(日帰り勢は雷鳥駐車場にまわされていた)が、仮設?の離れた無料のところに誘導され停めることができた。
往復1万3千円はらって10:30便に乗る。設備は昭和な雰囲気
破砕帯を突破。久しぶりに乗ると楽しい。にしても高すぎるが。
黒部ダムは放水中。堰堤からは赤牛岳が見えた。
東山線ではありません。
昼時の賑やかな室堂へ到着。雲の中で風が冷たい。一雨降りそうな感じなので、ぱっとおにぎりだけ食べて雷鳥沢方面へ
月日 | 時間 | 場所 |
7/16 | 12:12 | 室堂発 |
12:45-12:55 | 雷鳥沢 | |
14:20 | 剱御前小舎 | |
14:55 | 剱沢着 | |
7/17 | 5:30 | 剱沢発 |
6:15 | 一服剱 | |
7:02-20 | 前剱 | |
8:30-9:15 | 剱岳山頂 | |
11:03 | 一服剱 | |
11:55 | 剱沢着 | |
13:15 | 剱沢発 | |
14:30 | 別山 | |
14:55 | 剱御前小舎 | |
15:30 | 雷鳥沢 | |
16:20 | 室堂着 |
雷鳥沢のテン場
今回はスイカを上げている。波田の大玉である。かなりの重量で不安だったが、剱御前まで雷鳥坂を登ることができて自信が着いた。
室堂も剱沢も花盛りである。
圏谷を下って無事に到着。
テントを設営してたらざっと雨がきたがすぐに止んだ。管理所のティータイムに混ぜてもらい、風呂まで入らせてもらう。先週の入山からまだ剱を見ていないそうだ。
にしても雪が少ないなぁ。。
日没時、晴れたら別山へ上がって写真でも撮ろうかと話していたが、雨は上がってもガスが抜ける気配がない。剱沢にとどまって夕飯も管理所でご馳走になりました。警備隊の方々と。社会人になってからもこうして入れてもらえるのは嬉しい。
夕飯が終わってちょうど日没の頃になって山が見えだした。
灯りのついた管理所と
テント村 残雪のカール崖
テントでも少し食べて飲んで、21時過ぎ就寝
2時間おき位に目を覚ます。2時ごろ起きて外をみると満天の星空。天の川が真上に流れていた。23時ごろ見たときは、まだ霞かかっていてぼやけていたが、朝が近づくにつれて雨上がりのクリアな空になっているようだった。快晴の1日になることを確信。
あまり寝た気はしないが、4時半起床。
剱御前に日が当たる
5時半出発。
朝の氷河地形を歩く
剣山荘で早くも半袖、サングラスになり一服剱へ。
目の前には前剱が
前剱手前のガレ場
前剱にて 花園に腰を下ろす。
剱沢もそうだが、そこまで混んでいない。土日はイマイチだったし、最終日だからかな?
いよいよ平蔵エリアへ
カニタテ
カニタテを登ったところから
山頂直下 早月頂上の看板が見えている
混雑もなく、快晴の山頂へ登頂。剱沢から3時間ほど。
北側の眺望は初めてである。
南側もすばらしい
望遠でいくつか 毛勝
別山・立山・槍
大天井・常念
先月歩いた五竜~唐松の稜線
鹿島槍~爺ヶ岳・喜作遭難之地・棒小屋沢
室堂平の奥に薬師岳
大日連山・雲上の加賀白山
富山平野・能登半島
針ノ木・スバリ、雲に巻かれる富士
来た道を慎重に戻る
平蔵谷上部
一服剱まで戻って、ガスが稜線を越えた
正午前、剱沢に戻る。お昼までいただく。
撤収し、皆、室堂を目指して帰っていく。我々もダラダラ片付け。
盛夏・剱岳
名残惜しくて別山へ寄ったら、時間がなくなってしまった。
御前の峠から雷鳥坂を駆け下りる。疲れた脚にこたえる。
あ、一の越が見えた。
神々しい立山
到着すると、最終便の改札が始まったころだった。
アルペンルートを乗り継ぎ信州側へ
3連休の終わった扇沢、薬師の湯へ入って、20時半帰宅。
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