面河尾根概略図 ↓
https://toyoryokoki.info/wp-content/uploads/2022/01/map-omogo-peak.pdf
大寒の候、5回生×4人で積雪もだいぶ増えたであろう石鎚山へ向かう。登山口はもちろん面河渓で、愛大小屋泊で2日間の予定だ。
5:40 レンタカー屋で集合して、三坂峠を越えて暗いうちに久万に入る。ローソンで朝食休憩して、8時過ぎ、面河渓、渓泉亭の駐車場に着く。若山の集落あたりから県道にも雪があった。
1月21日(1日目)下は晴れ、上の方はガス 風強い
8:35 | 面河渓駐車場発 |
8:57-9:07 | 登山口 |
10:12-51 | 霧ヶ迫 |
11:54-12:35 | 面河山南東 |
12:45 | 面河尾根とりつき |
14:47 | 愛大小屋分岐標識 |
15:13 | 愛大小屋着 |
準備して8時半に出発。鳥居がある登山口からは急登。1時間ちょっとで霧ヶ迫に着
霧ヶ迫
面河渓の雪は去年より少なかったが、上の方は多そうだ。M田が持ってきた薪をみんなで分配して担ぐ(こりゃ重いわ)。
尾根に乗ると(石鎚が最初に見える場所)一気に積雪が増えて、風も強くなった。これより先は雪山といった雰囲気。ラッセルは面河山の北東へ回り込んでからだろうと思ってたので想定外。
面河山の南東斜面で大休憩。
北東斜面へ回り込むと、ひざ上くらいのラッセル。
休憩後、面河山の肩から夏道と分かれて尾根を進む。
先頭は4人でローテーションする。3人のときよりだいぶ楽。
徐々に木がまばらになってきて展望が良くなる。南の太平洋側は快晴だが、山頂付近は強風・ガスで寒そうだ。
左手には二ノ森が見える
1時間半くらい尾根を登り続けると、樹林帯が終わった。この辺りの雪は踏み抜きが多く難儀した。級斜面を這い上がる。
笹原に出ると、雪面がクラストするようになりだいぶ歩きやすくなった。が、斜度は急なので速度は上がらない。薪が重いんじゃ
15時前、標高約1700m地点にある、愛大小屋分岐標識に着く。ここまで来ればあとは下るだけだ。主稜線から北東の強風が吹きつけて、体感温度はかなり低い。
広い尾根を愛大小屋へ下っていく。
GPSと地理的勘を頼りに小屋を目指す。それにしても、斜面は雪が深いわ
見覚えのある景色がみえて、justで愛大小屋に着いた。テン場は雪に埋まっている。
扉も埋まっていたので、掘り出してから中に入る。
小屋内の温度計で-2℃。薪ストーブつけて、靴下とかを乾かす。
小屋の入口からみえる筒上山には雲がかかっていた。夕方から夜にかけてさらに風が強くなる。小屋までたどり着けず、尾根でビバークしてたら大変だっただろう。
18時から夕飯の鍋をやる。
小屋の畳と布団を借りて、21時前に寝る。
1時頃、ぐらっと揺れて全員起きる。震度2~3くらいかなと思ってすぐ寝たが、後で調べたら大分で震度5強の地震があり、松山や東予でも震度4を観測したらしかった。
1月22日(2日目)晴れ無風
8:47 | 愛大小屋発 |
9:27 | 愛大小屋分岐標識 |
10:13-11:04 | 面河の頭 |
11:20-30頃 | 愛大小屋分岐標識 |
12:35-13:25 | 面河尾根とりつき |
14:04-33 | 霧ヶ迫 |
15:16-21 | 登山口 |
15:45 | 面河渓駐車場着 |
昨日、九時前に寝たので誰か起きるだろうと目覚ましかけずに寝たが、、、時計をみてビックリ。6時を回っている。石鎚はこの時点で諦め。
今回はガソリンストーブを持ってきた(部室のバーナーが借りられなかったので)
外は無風快晴で素晴らしい山日和になりそう。
「日が出る一番いいときに小屋の中にいるような間抜けじゃあいけねえな」byどっかの山小屋のタオル
ブナの森
8:45 ようやく愛大小屋を出発する。遅い、、、
昨日のトレースにそって、愛大小屋裏の急斜面を這い上がる。去年は、急登・積雪に阻まれて尾根に出るのを断念して夏道を進んだが、今回はトレースがあるため比較的楽に登れた。
小屋から40分くらいで分岐標識に着く。意外と早かった。
西冠方面の稜線
分岐標識から尾根を直登。めざす面河ノ頭は右上の木が生えたピーク(のはず)
素晴らしい尾根
シラビソの樹林帯に入ると、枝が邪魔で進みにくくなる
仁淀川の源流、面河本谷の深い谷を挟んで石鎚山が対峙している。はるか遠くには、剣山系と思われる白い高山も見えた。
愛大小屋分から50分くらい登って、10:13 面河の頭に着く。時間的には二ノ森へ行くぐらいの余裕もあり、天気もこれ以上ないようなコンディションだが、3人がバテてもうお腹いっぱいだというので、余裕をもってここで引き返すことにした。
面河ノ頭の西側の眺めが良いところまでいく。
左側が道後平野、右側が道前平野。真ん中が高縄半島
真っ白になった二ノ森を目に焼き付ける。雪の二ノ森はさらに女性的だと思う。
11時過ぎ、面河ノ頭から下り始める。
余裕があるので写真を撮りながら下る
愛大小屋分岐で記念撮影
二ノ森は、堂ヶ森から見ると鞍瀬ノ頭と重なってビミョーだが、こっち側から見ると県下第二の高嶺にふさわしい秀峰である。
石鎚上空をヘリが旋回していたが何かあったのかな?
樹林帯まで戻ってきて、絶景尾根も終わりが近づく。
斜面の夏道と合流したところで、昼ごはん休憩にする。予報通り、西側からガスがでてきた。
霧ヶ迫でアイゼン外して、15時半頃、面河渓に無事下山。
御三戸経由で松山に戻ってから伊予の湯で二日振りの風呂。三津浜のステーキガストでワイン飲んで、23時頃解散。
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