2020.5.8 野宿遍歴(兄)

去年書いた白山登山の記録に野宿について書いてあった。その時はまだ54泊であったが、約1年を経て現在は84泊まで伸びた(+30泊)。100泊まで残すは16泊である。Excelに野宿遍歴なるものを作成しているので今回はそれを紹介したい。参考になどしないように

※野宿の定義

基本はお金を払わず寝たものをカウントしている。なのでネカフェやカラオケボックスで寝た時はカウントしていない。それから、夜行バス・鉄・船もいれていない。無料のものでも友人宅などは外した。一方でテント泊の場合、キャンプ場で高額な幕営料を払っている場合もあるがカウントした。要するに基準は私の勝手である

No.年月日場所形態評価ひとこと
12014.9.20稲武・大井平公園テントAはじめての野宿旅
22015.3.27郡上八幡・相生駅駅寝C犬の声に脅えて…
32016.3.10鳥取・御来屋駅駅寝C寒かったと記憶
4.3.11山口・船平山駅駅寝B寝れて感動!
52017.3.12高知・網代キャンプ場テントC真っ暗…
6.3.13高知・甫喜ヶ峰森林公園テントB雨が降って屋根の下で張る
7.3.18道の駅信州平谷テントB寒かった!
8.3.19諏訪湖湖畔テントB夜中にスケボー…
9.3.22直江津駅駅寝Cホームレスと一緒に
10.6.10三重・加太の公園テントB集落のど真ん中
11.7.21土合駅駅寝A駅寝のメッカで!
12.8.4信濃大町駅駅寝B駅前のベンチで
13.11.2奥多摩・古里駅駅寝Aトイレが快適だった
14.11.3雲取山避難小屋避難小屋S敷物付で完璧!
152018.3.17生月島・御崎野営場テントA寒いがロケーションは素晴らしい
16.3.22熊本港テントB港の公園で
17.3.23天草・黒崎海水浴場テントA穏やかな島原湾…
18.3.24薩摩長嶋・小浜海水浴場テントA向かいの喫茶店が思い出
19.3.26桜島・赤水展望広場テントA桜島がすぐそこ!
20.3.27川辺・名もない公園テントC宅地の中のthe公園
21.3.29大根占・神川キャンプ場テントA海辺の素敵な場所
22.3.30串間・いこいの里温泉横の広場テントA満開の桜の下で
23.4.1門川・温泉横の広場テントBイノシシでた
24.4.2臼杵・ひるほし公園テントB国道沿いで少しうるさい
25.4.28藤原山荘避難小屋C1階で宴会、一睡もできず…
26.5.7剣道部部室部室B野宿に入れていいのか?
27.6.1白鳥・西ヶ洞桜公園テントB高速横、そこまで気にならない
28.6.2白川郷・城山展望台テントB昼間は観光客だらけ
29.10.25県大・グランドテントBこれはOKでしょ!
30.11.1富来・名もない公園テントB東屋の下で張る
31.11.2輪島・道の駅千枚田テントBイルミネーションを見ながら…
32.11.3九十九湾園地野営場テントA目の前の海から朝日が昇る
33.11.4和倉温泉街の公園テントB横にコンビニと旅館街
342019.3.1伊勢・明倫商店街ベンチC商店街のベンチ、寒かった
35.3.2南島・中の磯展望台テントB橋で行けるとても小さな島
36.3.3尾鷲・温泉横の公園テントD未明の雨でテント水没
37.3.5潮岬野営場テントA本州最南端のキャンプ場
38.3.6御坊・野口新橋下河川敷テントD強風で撤退
39.3.7和歌山港フェリーターミナル待合室Sふかふかのソファー、暖房完備
40.3.8阿波海南・大砂海水浴場テントAこの辺の砂浜はどこもよさそう
41.3.9田野駅駅寝A久々の駅寝
42.3.11窪川・四万十緑林公園テントA広い芝生の公園
43.3.12中村・四万十川キャンプ場テントA菜の花がきれいに咲いていた
44.3.13土佐清水竜串・桜浜海水浴場テントA鰹の町のきれいな海で
45.3.14内海・須ノ川キャンプ場テントA野鳥がたくさん
46.3.15明浜・大早津海水浴場テントB東屋の下に無理やり張った
47.3.18九重・大つり橋バス停バス停B雨の為、バス停の待合室で
48.3.19阿蘇・大観峰のはずれテントS雲海、阿蘇山、朝焼け!
49.4.22鈴鹿 イブネテントAテン泊登山デビュー
50.5.24長野駅駅寝B思いのほかよく寝れた
51.52.5.25.26戸隠・鏡池湖畔テントAロケーション完璧、熊が出そう
53.6.22白山・一ノ瀬野営場テントA白山登山の拠点
54.6.23白峰集落のはずれテントA立派な村、きれいな芝生
55.7.12松本駅駅寝C通行人多し
56.7.22大町温泉郷 駐車場テントA多分張っちゃダメ
57.58.7.23.24北ア 冷池テントA立山連峰をバックに…
59.8.5富山駅駅寝B南風に吹かれながら…
60.61.8.6.7北ア 劒沢テントA真正面に劔岳!
62.8.15飯島駅駅寝Bお盆で賑やかな地方の駅
63.8.16足尾駅駅寝B海街diaryロケ地
64.8.17御沢野営場テントA山奥・電波なしも快適
65.8.18飯豊本山山頂テントA稜線上、水場アリ・眺めよし
66.8.19羽前成田駅駅寝B木造駅舎、寝違える
67.8.20遊佐 西浜キャンプ場テントA隣のご夫婦から夕飯頂く
68.8.21象潟海水浴場テントA花火・酔っ払い、それもまたよし
69.8.22間島駅駅寝A雨が心配だったので
70.8.23出雲崎 道の駅テントB憧れの出雲崎 夜来風雨の音
71.8.24朝日町海浜公園キャンプ場テントA快適でテントから出られない
72.8.25雨晴キャンプ場テントA久々に海で泳いだ
73.8.29越前下山駅駅寝A座布団ありがたい
74.9.5上呂駅駅寝B3時間ほど仮眠
75.76.9.6.7北ア 涸沢テントA穂高連峰に囲まれて
77.9.25北ア 朝日平テントA段ボールと布団を担いで…
78.9.28北ア 白馬大池テントAバイト最終日、記念に張ってみる
79.10.10北細野駅駅寝B小屋閉め編
80.11.1鈴鹿 真ノ谷テントAたどり着くのが至難
81.84.11.3 ,4.6根尾 うすずみ温泉横広場テントA設備充実 能郷白山登山
822020.2.27スワンナプーム国際空港ベンチA祝・海外デビュー
83.3.18売木村 道の駅テントCトラックのエンジンがうるさい!
野宿遍歴 2020.5.8時点

と、まぁ日本全国津々浦々で寝てきたわけだ。ほかに良い場所知っている方いたら教えてくださいな。

ところで、野宿の良いところって何だろう?プライベートでのんびりできるところ?時間にとらわれないところ??いろいろと考えてみるがあまり思い浮かばない(笑)やっぱり安上がりなことだろうか。日本の宿泊費は高すぎる。No.82でめでたく海外デビューを果たしたわけだが、2月に行ったタイ・ミャンマーも野宿でまわる予定だった。ところが行ってビックリ、宿泊費がとても安いのである。物価の上昇が目まぐるしいといわれつづけているバンコクでさえ、下町へ行けば1泊200バーツ(1バーツ=3.4円 つまり700円程度)で個室に泊まれるのだ。さらに田舎や隣国のミャンマーには同じくらいの価格で立派なモーニングがついていたりと、野宿をする方が割高になってしまうくらいコスパが良いのだ。そして何よりも予約が要らないのがありがたい。当然タイにも予約制度はあるんだろうけど。日本では山小屋でさえ予約が必要なので(食数などの関係上予約の必要性は分かるが)飛び込みは嫌がられる場合が多い。と、いうのも私は予約というのが大嫌いである。何より予約サイトが分かりにくいうえに高くつく。そのくせスマホの画面には広告だらけである。媒介サイトもまとめサイト同様ネット上から駆逐したいものである。それから予約をするとなると、せっかく日常を離れて旅しているのに、そのホテルのある場所までたどり着かなければならない。自由であるはずの旅先で拘束され、融通が利かない点が嫌なのだ。私の場合は旅先では暗くなったり、雨が降ったりして立ち止まった場所や、疲れて温泉に入った場所がその日の宿泊地になる。計画性のない私にとって、前日に次の日の予測を立てて、予約サイトでイライラしながら宿を探す…という作業はどうにも気がすすまないのである。

と、いいつつも大学1・2年と春休みに国内を自転車でまわった際には、寒さを逃れてけっこう宿にも泊まった。私が泊まるのは基本素泊まり二千円台で泊まれる安宿である。近年はゲストハウスと呼ばれるおしゃれな安宿が各地にできたし、またそこでの出会いも旅にアクセントを与えてくれるので、宿に泊まるのを否定はしない。

それでもやっぱり高いかな~。1か月くらいの旅だとゲストハウスだけでは破産してしまうのだ。願わくば千円以下の宿があれば喜んで泊まりたいのだが、それは宿泊業界の厳しさを無視した無責任な希望か。

野宿のうち、半分以上はテント泊だが別に好んでキャンプをしているわけではない。お金があれば寝袋ではなくフカフカなベットで寝たい。

なのでキャンプ用品にはこだわらない。ご飯は外で済ませるか、お湯だけ沸かすくらいで調理はしない。寝られればそれでいいのである。お酒が好きになったのも、もとは睡眠薬代わりに飲んでいたからである。

けれど若いうちはこれでいいのだと自分に言い聞かせている。お金はないけれども時間と体力は有り余っている。雨と風に脅え、夜の長さを身に沁みながら、汗と酒とカップ麺の汁が染みついた寝袋にくるまれることなんてこの先そうないだろう。それって凄く幸せなことなのだろうと思う。やがて就職してしまえば、お金を払ってベットで寝るか、キャンプに快適を求めるようになるのだから。

おしまい 2020.5.8(兄)

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