2021.5.3 土小屋から南の山々(岩黒山・筒上山・手箱山)

メンバー:自分、H石

コースタイム

2020.5.39:45土小屋発
10:35-52岩黒山
11:12-21丸滝小屋
11:35最低鞍部
12:24-13:10筒上山
13:33手箱越
14:07-36手箱山
15:08手箱越
15:42-47最低鞍部
16:05-10丸滝小屋
16:44土小屋着

 土小屋をはさんで石鎚山と対峙している岩黒山、筒上山、そして筒上山から尾根づたいに行ける手箱山。筒上山、手箱山は石鎚山系の主稜線から外れているが2座とも1800m以上の標高があり、自然豊かな縦走路が期待できそうだ。前々から気になっていたこれらの山にH石を誘って登ってきた。

 5時半過ぎに松山市内のコンビニで集合して、スーパーカブで土小屋を目指す。天気は快晴だが放射冷却でけっこう寒い。三坂峠をこえると霧が立ち込めていていかにも久万高原・・町といった風景になる。
 ローソンで食糧調達して面河渓へ向かう。石鎚スカイラインの入口ら辺から、白い頂がみえてびっくり。昨日までの寒気のせいで山は雪だったようだ。

スカイラインを登っていくと、槍ヶ岳のようにとんがった石鎚山が見えてくる。

9時半頃、土小屋に到着。GWの登山日和なので多くの登山者で賑わっている。5月でこんなに雪があるとは思わなかった。

土小屋からは8割くらいの人が石鎚山へ向かうが、我々は反対側へ向かってまずは岩黒山へ登る。快晴・無風だが残雪で足元は悪い。

北側の展望。二ノ森~石鎚山の稜線がきれいに見える

50分くらいで岩黒山(1746m)に着く。360°の素晴らしい展望。

東側の展望。瓶ヶ森、西黒森、笹ヶ峰など
南側の展望。右側のドーム状の山が筒上山、左側の最も高い場所が手箱山

岩黒山からは最低鞍部まで下る。途中の丸滝小屋でトラバース道を合わせる。

鞍部から筒上山に向かって笹の急登が始まる。広い尾根なのでルートが分かりづらい。

12時半頃、祠の建つ筒上山(1860m)に這い上がる。広い山頂で昼飯を食べる。快晴・無風で眠たくなる。

山頂から手箱越に向かって下る。高知県側の展望が良く土佐湾まで見えた。

手箱越の手前に最大の難所の鎖場がある。岩が濡れていて滑り危険だった。すれ違った男性グループは先に山腹道を通って手箱山へ行き、鎖を使って筒上山に登るそうだ。その方が安全だろう。

手箱越には立派な道場が建つ。少し怪しげ。

手箱越からは尾根道を40分くらい東へ進む。ニセピークに騙されつつ、14時過ぎ最終目的地の手箱山に着いた。山頂は岩黒山、筒上山ほど展望は良くない。

大滝方面へ少し下ると東側の展望が良い。祠にお賽銭を入れて下山を開始する。

「抹茶アイスのような」筒上山(左)と岩黒山(右)。帰りは頂上は踏まず、山腹の巻道を行く。

筒上山の東側の巻道はブナの自然林の中を進む。多くの鳥が鳴いていて非常に雰囲気が良い。

丸滝小屋からは岩黒山の南西斜面を巻く。モミの純林が見られる。

16:44 土小屋に戻ってきた。雪は結構溶けたようだ。かつての岩黒レストハウスが改修されてえらくお洒落になっていた。

 土小屋で休憩してから、原付で松山へ戻る。土小屋から久万のコンビニまでノンストップで行ったら寒すぎて震えが止まらなくなった。三坂峠を越えて、道後平野に下り松山市内の温泉へ直行。
 風呂上がりにH石の家に行って夜飯をご馳走になる。ビールを飲んだのでそのままH石宅で寝て、翌朝帰宅。

~感想~
 期待通りの自然豊かな縦走が楽しめて満足のいく山行になった。特に復路で利用した巻道は良い雰囲気だった。岩黒山、筒上山はは展望が素晴らしく石鎚山の展望台に丁度良いと思う。また、土小屋~手箱越間は登山道が8字状になっていて行きと帰りで同じ道を通らずに済むのも良かった。「自然豊かな石鎚山系を縦走したいけど、土小屋ルートでは物足りん」という方にはもってこいのコースだと思う。
 それにしても、5月の四国で雪が積もるとは驚いた。

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