高山の花々も満開。朝夕の光、動きのある夏の雲とたっぷりの残雪。泊まりで、35km以上の長丁場になってしまったが、やっぱりこの辺りは良いです。歩いたことのないルートも行けて充実した夏山でした。

海の日の3連休 関東甲信の梅雨も明けて、天気も上々
名古屋での用事もなくなったことだし、泊まりで山へ行こう。
場所は久しぶりの白馬へ。日曜の頂上宿舎のテン場が取れたので、どうコースを組むか。今年は雪も豊富なので、大雪渓から入って、三山縦走して、歩いたことのないその先の不帰キレットを越えて唐松岳まで行こう。大池の方も気になったのだが…。



土曜の午前は上田の街でひと仕事。ついでに食材買う。正午を過ぎてもよく晴れてるなぁ…。

しっかり栄養補給。土用丑なので、安くなってた煮穴子を食べて山の準備

しっかり布団で寝て、翌朝5時起床、5:20青木村発、いつもの道で大町へ抜ける。
途中、麻績のセブンで最終回買い出し&コーヒー、八坂の峠からはきれいに後立山連峰が白馬三山まで見えていた。

い白馬入りすると、けっこう時間もギリギリになてしまった。八方の無料駐車場になんとかスペースを見つけて、慌てて荷物をまとめて靴を履いて、八方バスターミナルへ。

7:25の2便に乗って、登山口の猿倉へ。今日から道路復旧が完了して、バスも上まで行けるようになったとのこと。

月日 | 時間 | 場所 |
7/20 | 8:05 | 猿倉発 |
9:20 | 白馬尻 | |
12:20 | 小雪渓通過 | |
13:20 | 頂上山荘テント場 着 | |
18:25~19:30 | 白馬岳山頂 | |
20:15 | 頂上山荘テント場 戻 | |
7/21 | 6:15 | 頂上山荘テント場 発 |
7:30~7:55 | 杓子岳 | |
8:48~9:13 | 白馬鑓ヶ岳 | |
9:32 | 鑓温泉分岐 | |
9:50~10:05 | 天狗山荘 | |
10:32 | 天狗ノ頭 | |
10:57 | 大下り 上部 | |
11:55 | 最低地点 | |
12:25 | 不帰1峰 | |
12:55 | 不帰1峰のコル | |
13:39 | 不帰2峰 北峰 | |
14:10 | 不帰2峰 南峰 | |
15:06~15:15 | 唐松岳 | |
15:35~15:50 | 唐松山荘 | |
17:05 | 八方池 | |
17:45 | 八方池山荘 | |
18:40 | 黒菱 | |
20:35 | 八方 駐車場 |
にぎやかな猿倉荘周辺

ここにも立派なブナ林

林道歩きは陰もなく暑い…。湧水に助けられる。

白馬尻からすこし登った先で雪渓へ移る

雪渓に乗ってしまえば吹き降ろす風が快適。良いペースで登っていく。

霧に巻かれた小雪渓をトラバース

高山植物の咲き乱れる氷河地形を登る


頂上宿舎のテント場へ着きました。

こちらも花満開ですてきな場所ですね。


旭岳

午後のガスに巻かれたので、ビールを買ってきてテントで昼寝

17時前に、また日が射してきたのでテントの外へ出てみると、山頂方面がきれいに見えていた。

南側も良い感じ

黒部峡谷を挟んだ劔や立山も見えてくる

このまま丸山で日没を迎えてもよかったが、山頂へ行ってみることにする。
山頂へ登っていく途中も、雲の動きがダイナミックだった。


2年前の10月に蓮華温泉から日帰りで登って以来の山頂。18時半を過ぎているので、人もまばら。









暗くなった夜道を歩いてテント場まで戻る。信州の街や、富山平野の灯と遠くで音もなく光る雷が神秘的だった。22時前に寝るときに見上げた夏の夜空はお見事。日付が変わるとガスが立ち込めて、風も出た。

未明はガスってたので、今日はダメかな、と思ったが、丸山からこれまたすばらしい朝焼けとご来光、雲海、劔のモルゲンロートを眺められた。









テントをしまって6時過ぎ、南へ縦走開始。


快晴の朝、白馬三山を8年ぶりに縦走☀









夏って感じ

この先は未知の場所

鑓温泉への分岐を通過


雲の上の天狗山荘

700円のコーラ

行く先を確かめ…

顔を洗って、水汲んで、キレットの方へ

大下りまでは快適な縦走路がつづく

振り返って、白い白馬鑓

不帰キレットです。






無事に通過。さすがにガスった。おかげで日射病にならずにすんだ。

時間も遅く、静かな八方尾根を下る。

雷も鳴りだしたが、ちょっと雨に打たれただけで、河童の出番はなかった。

あの下は大変な雨


リフトはとっくに終わっている。

しかたがないのでゲレンデを歩いて下る。黒菱からが長かった。草の生えた斜面ではなく、林道を歩いたので、大きく北尾根の方へ迂回した。

上空の乳房雲が紅く染まった。

最後は別荘地を抜けて、20時半過ぎ駐車場へ戻る。日の出の頃から歩いているわけでさすがに疲れた。神城の十郎の湯がまだ開いていて助かった。湯上りにセブンで適当に夜食を買い、コーラと一緒に道の駅で食べた。そこからまた1時間半夜の山道を飛ばして、日付が変わる頃に青木村へ戻った。
翌日から3日間とはいえ、勤務がつらかった。日焼けと筋肉痛でえらいので、体に良さそうなものを食べてよく寝た平日でした。

コメント