防長之旅 ~山口県東部原付一周~

近代史好きとして、前々から行きたかった長州に原付でいった。思ったより山口県が広かったのと、3年前に行ったので下関周辺は今回はスルー。
これで、薩長土肥で行ったことがないのは肥前だけになった。

11月13日 土曜日 曇り後晴れ 松山→山口

朝は霧雨が降ってたが、出発時にはやんだ。
9:40 三津浜港から山口県柳井ゆきのフェリーに乗る。

途中寄港する周防大島の伊保田で下船。
東和の道の駅で海鮮蕎麦食べる。アンケートに答えたらボランティアのおねーさんが水をくれた。島の正式名称は屋代島と言うらしいが、ほとんどの人は、周防大島、もしくは単に大島と呼んでいる。

今回の荷装はこんな感じ(周防大島安下庄)
橋を渡って、本州へ。柳井、田布施とかを通って徳山方面へ進む。

光市にて

防府と山口の間くらいで日没になる。走りっぱなしで冷えたので温泉を探す。有名な湯田温泉街には高そうなホテルばっかりなので、山口駅寄りの「清水湯」という銭湯(天然)にはいる。激熱だったが寒いので丁度良かった。

翌朝撮影

椹野(ふしの)川沿いの平川河川公園で野宿することにした。街中なのに広い芝生があって野宿に最適。テント立てて、スーパーで買った夕飯をいざ食べようと思ったら、箸もらい忘れてガッカリ。近くのコンビニで箸もらう(市街地で助かった)。

寝つき悪く、2時頃寝る。夜2回くらい雨が降ったが山に比べたら安心感が強い。

11月14日 日曜日 晴れ 山口→阿武町

9時前まで寝る。テントに朝日が差して暖かい。撤収して、サンドイッチを買って中央公園へ行く。

セントラルパーク(山口ver)

山口市は、今まで訪れた県庁所在地の中で最もしょぼい気がする。甲府とか津より小規模な感じだ。行政の建物が多く、いかにも「政治の街」といった雰囲気。3年前に行った下関は「交通・貿易の街」、この後行った萩は「歴史・文化の街」といったところだろうか。

とりあえず、国宝の五重塔がある瑠璃光寺に行く。結婚式の前撮りしてたり賑やか。

行くか迷ったが、行かないと後悔しそうなので秋芳台を通って日本海側の萩へ向かう。
ススキの草原が広がっていて、阿蘇に似た雰囲気。萩市明木でそば定食食べる。

明治17年開通

鹿背(かせ)隧道を抜けて、萩城下へ入城する。

明倫館(今は小学校になってた)に原付を停めて、城下町を歩く。有名な長州志士の生家とか見るが、ほんとに幕末から残ってるのか?

日本海とは思えないほど静かな菊ヶ浜から、指月山を見て引き返す。萩焼のお店でマグカップを買う。

16時半、萩市街の東にある松陰神社にも行く。松下村塾が現存しててちょっと感動。
その後、日本海沿いの国道を島根県方面へ走る。須佐or奈古のどっちかで野宿しようと思っていたが、奈古の「道の駅阿武町」に天然温泉を見つけたので、奈古泊が決定。

翌朝撮影

入浴後、奈古駅裏の広い公園にテントを立ててから、唯一のスーパーで夕飯買う。テントに戻って食べる。地元のおばさん数名が散歩していたが、おしゃべりに夢中のようで野宿してても全然怪しまれなかった。23時頃寝る。
後で調べたら、通算野宿150泊目だった。

11月15日 月曜日 晴れ時々曇り 阿武町→松山

7時半起床。鼻水多発。

40キロ先の益田を目指して出発する。玉川の道の駅で休憩。鳥取のライダーのおじさんと話す。萩の旅館に泊まったらしい。
10時半、島根県の益田に着く。ここら辺は「石西地区」と呼ばれてるらしく、初めて来た。

山口線沿いに南西に進んで、13時前津和野着。食堂で温かいうどん食べる。平日だけど結構賑やか。

津和野観光のあと、青野山の裾野を通って柿木、六日市へ向かう。

青野山
旧柿木村内にて

内陸部だが、山とか川の流れは穏やかで、いかにも中国山地らしい風景。晩秋の山村がいい感じ。
傍示ヶ峠を越えて再び山口県に入る。

17時半頃、ふるえながら岩国到着。錦帯橋にもよる。岩国から1時間くらいで柳井港に到着。山口県だいたい一周が終了。

往復券を買ってたので伊保田から乗るつもりだったが、遅くなったので柳井港から乗ることにした。20時半頃、出港。夜の海峡を四国へ向かう。対岸に列車の灯りが見えて旅愁を誘う。途中から寝る。
放送で起こされて、23時過ぎ三津浜港着。ラムーで買い物してから23:40 帰宅。三津浜港は市街地から近くていい。

旅費合計:21149円

食費交通観光温泉宿泊
13日25973620
409
0420
198
07244
14日27510110
1650
55005061
15日1980424
4490
200
100
1650
08844

この道や行く人なしに秋のくれ 芭蕉

松山にて

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