雪渓をつめて針ノ木岳

メンバー:兄 弟

 人事院の試験が終わってから、県庁の面接まで10日間くらい暇になったので、今春から信州に引っ越した兄の所で居候しつつ北アに登ることにした。
 7月17日、千種から中央線で松本へ向かう。この日、関東甲信は梅雨明けが発表されたそうで、狭隘な木曽路を松本平へ抜けると、青い空に真っ白な雲が湧いていかにも真夏といった風景になった。
 日帰りで行ける所、ということで今期北ア1発目は扇沢から針ノ木 or 蓮華岳に行こうということになった。

コースタイム

‘21,7,186:30扇沢発
7:10頃大沢小屋
10時半頃針ノ木峠
11:29-12:46針ノ木岳
針ノ木峠
大沢小屋
16:17扇沢着

翌18日、4時前に起きて4時過ぎに安曇野の兄の家を出発する。雲一つない快晴で左手に常念山脈とか後立山の山並みがくっきり見えている。大町のすき家で朝セットを食べて6時頃、扇沢に着く。

結局、針ノ木岳に行くことに決めて6時半に扇沢を出発する。アルペンルートの林道を数回横切りながら、籠川に沿って登っていく。左岸をショートカットして、30分くらいで大沢小に着く。

大沢小屋からしばらく進むと針ノ木雪渓が見えてくる。8時前、6本爪アイゼンを付けて雪渓に乗る。

雪渓は直登できるので初めの方は標高が稼げる気がして楽しい。吹き下ろす風も冷たくて気持ち良いがサングラスを忘れて目が痛い。
一番狭く急になっているのが、のどと呼ばれる部分。

のどを過ぎた辺りで。
そろそろ雪渓も飽きてきた。日光を遮るものがないので眩しい。後ろに爺ケ岳がみえている。

10時半頃、針ノ木峠へ登りきる。なかなか遠かった。おにぎり食べて休憩する。穂高から水晶、薬師までよく見えている。

針ノ木峠からは稜線上を300mくらい登る。左が針ノ木岳、右がスバリ岳

11時半、針ノ木岳の頂上に着いた。針ノ木峠から意外と時間がかかった。黒部ダムを挟んだ立山連峰の眺めが素晴らしい。快晴・無風で暑い。

白馬方面の稜線

行くか迷った蓮華岳、奇麗な三角錐の山容。

1時間以上山頂で休憩してから下山を開始する。兄の腹の具合が悪いらしく針ノ木小屋まで少し急ぎ目で戻る。

稜線から扇沢を見おろす。一日でここを登って、下る。

針ノ木峠から再び雪渓を下る。ようやく雲が出てきて涼しくなった。樹林帯に入るころには足がガクガクしてきた。

16:17 ようやく扇沢に戻ってきて10時間にわたる山行が無事終了した。やはり北ア日帰りはきつかった。

大町温泉郷の薬師の湯に入ってから帰路に着く。豊科の牛角で焼肉を食べる。21時ごろ帰宅すぐに寝た。

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