嵐の去った常念岳へ

今年は信州1年目であると同時に、社会人1年目。毎朝拝んでいる常念には早いうちに登りたいが、休みが取れるかどうか。そんな心配事は杞憂に終わり、今年のGWは4日間の休みがあった。

ところが天候がどうもいまいち。この時期としては最強クラスの寒波が押し寄せてきて山でなくても大荒れ。。結局振り返ってみると、1嵐2嵐3冬型4高気圧張り出す5嵐、というような目まぐるしく変化する天候だった。そんなわけで山へ行く日は自動的に決まった。1・2は実家へ帰省し、3は松本へ出てダラダラし、4に日帰りで常念へ行くことにした。

コースタイム

6:16駐車場発
6:32-6:47一の沢登山口
7:42王滝ベンチ
9:27最終水場
10:14-10:40常念乗越
11:48-12:40常念岳山頂
13:23-13:31常念乗越
14:53王滝ベンチ
15:35一の沢登山口
15:50駐車場着

前日の冬型で山は吹雪。槍ケ岳では3人死亡。4日になってようやく高気圧に覆われた。しかし、長くは続かなさそう。。

早朝から活動できるよう、前日のうちに一の沢の駐車場へ。

自宅からは一時間とかからなかった。家で夕飯&風呂、駐車場で持ってきた大雪渓を飲んで22時半就寝。

夜は結構冷えたが、車中泊で5時まで眠る。朝食を食べ、身支度整えて6時過ぎ出発。

しばらく登って登山口。ここまでの道でも路駐できたみたい。。快便・快調で登山道へ。

登山口から見えている真っ白な山頂はお隣・横通岳のもの。はじめはこれが常念かと勘違いしていた。しばらく一ノ沢沿いの歩きやすい道をすすむと樹間から常念岳の全容が見えてくる。

笠原沢出合の少し下あたりから雪道。胸突八丁の場所はよく分からず。気が付くと向かいの斜面に夏道の高巻きが見える。

最終水場からは雪渓の傾斜もきつくなり、今日一番の正念場。乗越からの絶景を期待し、一歩一歩確実に高度をあげる。

にしても下山者の多いこと。小屋泊だろうか。テントは昨晩きつかったろうに。

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駐車場からほぼ4時間で常念乗越着。昨日の雪で真っ白になった槍ケ岳がお出迎え。先週、蝶ヶ岳から見た時と全然違う。小屋番の方がいうには、4月の小屋明けの時より増えてるそうな。

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山頂までは400mの登り。景色がいいのでえらくはない。稜線は夏道が出ていると思ったが、昨日の雪がだいぶ着いている。

お昼前に登頂5時間半の登山でした。青空に槍が映えている。

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槍の横には穂高連峰。涸沢が「雪崩の巣」であることがよく分かる。

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喫茶・常念坊、開店。

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前常念へ続く尾根。その奥には美しき・安曇平が。

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3時間ちょっとで下山した。乗越からの雪渓を「尻セード」で笠原沢付近まで滑り降りて、かなりの時間短縮になった。

にしても、稜線からの眺めが見事であった。これからは上から見たい山で、その日に登る山を選んでみるのもいいと思った。安曇野にいるうちは穂高が見たいなら蝶、槍なら常念か。ぜひ今度はいつも見ている前常念の尾根を通って。。

登山日 21.5.4

【麓から見た常念】

同じ安曇野でも見え方が少しずつ異なる

豊科から(4月10日)

堀金から(下山後)

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近所から(三郷)4月24日

蝶ヶ岳から(4月25日)

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穂高からだとまた違った見え方になるそうです。。

台所から。5月9日、きれいに染まりました。

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