穂高へ4日かけてのんびり登った。のんびりといっても原付で行ったので、移動でだいぶとられている。10日から白馬の小屋でしばらくアルバイトの予定だったので、その前の晴れ間に合わせることができた。
5日は大学の夏季集中講義の最終日。あっという間の4日間だった。この講義を取って良かったと思える濃い内容だった。山を下りたら忘れていることだろう。でもH先生のことはふとした瞬間に思い出すかもしれない。それは何十年先のことかは分からないのだけれど。
大学が15時頃終わり、なぜかアピタのバイトが22時まで入っていた。閉店後、駐輪場で差し入れのドーナツを食べながら最後の荷造りをして出発。
深夜の愛岐道路にカブのエンジンが響く。23時多治見、0時美濃加茂、ここで牛丼と給油。41号を北上し、白川と金山で休憩。とてつもなく眠い。3時下呂。結局高山へ入ることなく、3時半から上呂駅で駅寝した。
明けて6日。6時頃起床、すぐに待合室は地元の高校生でいっぱいになりその中で寝袋を畳んだ。3時間寝ただけでもだいぶ楽になったが、やっぱり眠い。
丹生川で買い出しして、平湯のバスターミナルには10時に到着。原付は無料で停められた。管理棟のおじさんが驚いていた。
10時半のバスに乗り、20分ほどで上高地着。河童橋にて穂高連峰と対面する。
11時 河童橋発、12時 明神、12:45 徳澤園、13:50 横尾、14時過ぎに涸沢に向けて出発したら心配された。15時 本谷橋 16時半 Sガレ、涸沢に着いたのは17時過ぎ、天気崩れず助かった。。
涸沢をベースキャンプに2泊して、奥穂に登った。
翌、7日は終日富士の見える快晴であった。モルゲンロートを見てから北穂にまず登り、奥穂まで3千米の岩稜帯を縦走して涸沢へ降りた。
↓山頂をアップ
6:30 涸沢出発、8:30 北穂分岐、8:50 北穂山頂、9:10 発、9:55 最低鞍部、10:50 涸沢岳、11:10 穂高山荘、11:35 発、12:10 奥穂高山頂、13:00 下山開始、13:40山荘発、15:40 涸沢着
↓歩いてきた稜線。手前左が涸沢岳、右が北穂。槍ケ岳も顔を出す。
↓山頂から。前穂の奥に松本、諏訪盆地。中間は塩嶺か。富士も見える。
↓左にジャンダルム
↓上高地を上から
8日上高地へ下山した。今朝もモルゲンロートがきれいだった。登った後だと昨日のそれよりも畏敬の念が消えたと思うのは気のせいか。
名残惜しくて8時の出発までぼーっと岩肌を眺めて過ごす。
10時半横尾着、11時発、11:50 徳澤 コーヒーアイス550円也。13時明神、14時過ぎに河童橋、14時半のバスに乗り15時平湯に戻った。温泉に入りたかったが、暗くなる前に安房を越えてしまおう。ターミナルでカレーパン、唐揚げ、温泉卵を食べ、カブにも給油していざ旧道へ。
16:20 安房峠着。穂高にだいぶ雪がついたなぁ。。
17時過ぎに沢渡着。夜に台風が通過しそうなので宿をさがす。一泊素泊まり千円のライダーハウスがあったのでここに決めた。
早速宿の温泉に入り3日分の汗を流す。部屋でライダーのおじさんとビールを飲みながら雑談していたら、宿のおばあさんから風呂掃除のお手伝いを頼まれた。快諾すると、立派な夕飯を振舞ってくれた(お酒も)。湯舟の掃除は大変だったけど、これをいつもひとりでおこなうおばあさんはすごいと思った。
翌朝は朝食まで図々しく頂いてしまった。。偶然、ここを見つけて本当に良かった。
台風明けの安曇野を寄り道しながら北上し、夕方には白馬着。また明日からの山小屋生活が楽しみである。
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