去年登った時にはてなブログに書いたものを転載 文章も天才的なので手を加えることなく以下そのままコピペします
そういえば中古でカブを買った。
そいつにまたがって越美国境まで行ってきたんで、早速書こうと思う。
もともと月曜はゼミ課題をやると決めていたのだが、天気が良さそうなので、ほったらかして出掛けてしまった。梅雨は真面目になると決心したのに空梅雨じゃあしょうがないね…
昨日はバイト後遅くまで遊んでいたので6時に起きるのが限界。朝飯食べて7時半出発!
長久手、春日井、小牧と朝の郊外地帯を抜ける。混んでて時間がかかるが運転の良い練習になるね、
10:20 岐阜 柳ケ瀬
ここではじめて休憩、すでに3時間近く走った訳か。岐阜県にはよく行くが、岐阜の中心街に来たのは人生初ではなかろか?
それなりに栄えてましたヨ
忠節橋で長良川を越えて、北方、糸貫、大野なんかの町を経て11:50揖斐川町役場。ここら辺の町もはじめて来たかな。地図ではよく見てたんだけど、
揖斐川町ってのは自治体としては昭和の時代からあるんだけど中心の宿場町(?)はなんていう名前なのかな、今度調べてみよう
平成の時代に揖斐川町は合併をして巨大化しちまった。これから行く久瀬、藤橋の村も吸収されちゃって冠山までが揖斐川町。まぁ源流一帯を町域にしたわけだから名前はしっくりくるんだけど、なんだかね。それでも”合併”というのが今回のテーマだったりして、まぁその話は後程…
一台の原付はノロノロと揖斐川に沿って山を登ってゆく、、。交通量も少なく快適
13:00 徳山ダム
巨大だね、貯水量日本一じゃなかったっけ、一村潰して作った訳だからまぁ大したもんですよ。
私は昔はダム反対の立場で、今もそれはそんなに変わらないんだけど、やっぱりダムが好きという矛盾を持って生きている。それは去年、荘川流域を自転車で巡った時に確信したね。
なんというか、ダムや長大トンネルの土木技術が自然に挑む姿というか、そういうのは評価して良いんじゃないかな?
ここから林道の始点までトンネル地帯。ダムと一緒に作ったんだろうね。長いのなんか3キロ越えですよ!寒いったらありゃしない。
13:30 ようやく冠山林道始点←山、登れますかね…
車一台分の幅しかない狭いつづら折りの林道を2速で力強くかけ上がる。さすがに自転車じゃあ無理だなあとか思ってたのに、帰ってググったら自転車で登った記録が何個かあって驚いた。
流れる雲で見え隠れを繰り返す冠山を眺めながら、そのゴツゴツと険しい岩肌に向かって峠をめざす、今日のハイライトはここだろうな。
14時冠山峠着
福井との県境で立派な石碑が立てられている。それと一緒に両県の自治体の名前を刻んだ墓石のようなものもちょこんと立っている。
福井側には池田町(揖斐郡内にも同名の町があるが…)のひとつに対し、岐阜側には徳山村、藤橋村、揖斐川町の3つが立てられている。
先ほどの合併を、ここでまた実感。
徳山村の廃村は特異的だけれども、合併自体は自然なことだから悪くは思わない。ただ、この半世紀で日本は狭くなったんだなぁと感ずる。
でもこうして3つの石碑を残して、合併の歴史を説明してくれてるのはありがたい。(フツーの道路標識だったら撤去されちゃうからね)
低気圧が東の海上にある影響で、稜線には雲が残る。風もでているが、たまに山頂もみえている。何より今日は雷の心配がいらないので計画どおり、冠山峠から冠山へ登ることとする。
14:30 登りはじめ←さすがに遅すぎるか
山行記録は他にも沢山あるので、ここには簡単に時間だけ記しておく。
15:15 冠平 風の抜ける笹原
15:33 冠山 山頂1256.6m
15:45 下山開始
16:40 冠山峠へ戻る
登りはじめに3人とすれ違った以外は人に会わなかった。結局山頂はガスの中で期待してた眺望は見られず…
遅くに登ることができただけでもよしとするか
17時、峠を後に帰路につく
下る時に見える奥美濃の山々が西日に照らされて美しい。
急な坂を降りる際、減速チェンジの意味が身を持って理解できた気がする(教習所では意味が分かっても理解できていなかった)
20:20 岐阜まで戻る
岐阜から名古屋までは名岐道路を走る、皆とばしてておっかなかった…、、。枇杷島でガソリンを入れて、22:30運転でヘトヘトになって帰宅。
と、まぁツーリングメインになってしまったが、長年憧れてた冠山林道を走ることができて満足している。
峠直下では現在進行形でトンネル開削工事が進み、近い将来には冠山峠道路として通年で往来が可能になるそうだ。林道は冠山登山のアプローチとしてどちらか側は残ると思われるが(おそらく岐阜側?)片方は廃道になる運命だろう、、
贅沢をいうならば、林道が旧道になる前に福井側までもう一度走り抜けてみたいものだ。
“広いニッポン”・”越えられないもの”なんて気づいたらなくなっちゃうもんね、
おしまい
登山日 2019.6.17
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